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Re Flat

「くらしながら働くひとたち」のホームオフィス

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住む働く遊ぶが混在する麻布十番にある築47年の集合住宅を耐震、防音、断熱などの基本性能をアップした上で現在の周辺状況から導き出される企画に基づき、くらしながら働くひとたちのホームオフィスとして再生している。

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職住のイメージを重ねたユニット場所は六本木ヒルズにほど近い麻布十番の十番商店街の西端。商店街は古くから老舗や名店も多く遊び場としても住宅地としても人気の高いエリアだ。賃料相場は住宅もオフィスも同程度で、住宅ニーズは底堅い。周辺にはオフィスの供給はあまりないが、六本木ヒルズに近く潜在的なオフィスニーズがある場所である。住む、働く、遊ぶが混在した周辺状況を踏まえて、我々は一階を飲食店とし、2階から5階に「くらしながら働く人たち」のためのホームオフィスを計画した。ホームオフィスのユーザーは在宅ワークのクリエーターや都心のオフィスと自宅を軽やかに使いこなしながらくらす人たちだ。
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403号室 ユニットの奥行き方向が見通せる

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どの部屋も鉄の質感をあらわにしたスチールフレームの家具で緩やかに仕切ることで水周り以外が見渡せる空間とし、限られたスペースを広く見せている。白い壁天井にフローリングといった住宅的な要素と、カーペット、スチールフレーム家具が作り出すオフィス的な要素をミックスして住宅としてもワークスペースとしても読み取れるようなデザインとした。
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古い建物と相性の良いユーザーに選ばれる新旧が共存するデザイン

建物を相性の良いユーザーに使ってもらえることは、クレームリスクを減らすなど、管理運営上とても重要な点である。改修では建物の基本性能の向上を行っているが、EVがなかったり、スラブの厚さなど最新の新築と比べれば劣る点もある。こうした建物の特性を理解した上で楽しくすごせるユーザーをこのリフラットに導くために、既存の特徴を生かした仕上げと新たな要素が混在し融合しながら空間を作り出すようにしている。

外壁の漏水の対策を行いながら古美のあるタイルを残して作ったストライプ状のファサードや既存の階段手すりに絡むように設置した新しいスチールフレームのサイン、真新しい内装仕上げの中に荒々しいコンクリートスラブの質感を現すなど、随所に新旧要素が共存している。

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3~5階の基準階は10坪のユニット一つと15坪のユニット2つ、合計3戸で構成されている。15坪のユニットは一見1LDKであるが、プライベートな個室とワークスペースを床段差でわけたプランニングとなっている。個室と水周りはワークスペースを経ずに行き来できるようにしてある。

 

写真:宮部浩幸
Project data
  • 物件名
    Re Flat
  • 用途
    共同住宅・店舗
  • 所在地
    東京都港区
  • 完成時期
    2017年6月
  • 事業主
    個人
  • 構造・規模
    RC造・5階建て
  • 業務内容
    企画コンサルティング・基本設計・実施設計・工事監理
  • コラボレーター
    AIRYFLOW・川村構造設計室・EOSplus
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