SPEACロゴ

  • Platform
  • Design & produce
  • Area development
  • Operations
  • R&D

SHIMOKITAZAWA BIGBEN

セクションタイトル

下北沢にある築53年雑居ビルのリノベーションプロジェクト。
スポーツジムだった3フロアをオフィスに用途変更すると共に、屋内共用部や低層部のファサード・外構デザインの更新を行った。「既存建物の現在(残るもの)や過去(痕跡)の活用」をテーマとし、新しく挿入した素材や要素がこれらに寄り添うことで、新たな空間に生まれ変わるよう再編集すると共に、下北沢のストリート空間を屋内へと引き込むようなアプローチ空間づくり、モノトーンを基調とし、サインやペイントアート、入居テナントの色によって更新され続けるような空間づくりを目指した。

True Spirit H.Q.

セクションタイトル

アメスピの愛称で知られる無添加タバコを生産販売する会社の日本支社オフィス。資源の循環、地球環境の保全を理念に持つ同社の考えを、自然素材やリサイクル素材、間伐材を用いて表現したオフィスである。ここではオフィス向けの既製プロダクトをほぼ使用していない。SPEACは企画・プロデュース、内装設計は田中裕之建築設計事務所、家具・施工はSEAMLESSが行なった。

都市と循環

セクションタイトル

「都市と循環」は、これからの都市と文化と経済をつくるため、「循環」をキーワードにさまざまな分野のプロフェッショナルが集まり、共鳴・共創するフェスティバルです。建築、食・農、衣服、工芸、エネルギー、コミュニティ支援など多分野を横断・連関させながら、次代のビジョンと実践をつくっていくことを目的としています。近い感覚や課題意識を持つ事業者・実践者同士のネットワークづくりの場として、情報交換や協働関係を活性化させ、個々の実践をより社会の中で実現していくための推進力となるイベントを目指しています。

https://www.youtube.com/watch?v=8ttMG-ErXCE&t=1s

◆トークセッション「建築と循環」
テーマ:植物化する都市
「都市と循環」を考えるにあたり、建築はもっとも影響力を持っている分野のひとつだと思う。リノベーション、里山の暮らし、再生マテリアル、木造建築、メタボリズム…、数々の試みが行われているものの、その実践と影響は一部に限られている。「建築と循環」では、植物や土、風や光といった、都市と建築と生態系の関係性を切り口に、建築のこれからのあり方を議論していきたい。

能作文徳(能作文徳建築設計事務所)
宮田生美(株式会社ゴバイミドリ代表取締役)
山﨑篤史(竹中工務店大阪本店設計部)
ファシリテーター:馬場正尊(東京R不動産/株式会社OpenA)

◆トークセッション「死と循環」
テーマ:死の概念のアップデートと新しいコミュニティ像
「循環葬」という新しい死のあり方を模索するベンチャービジネスを経営されている小池友紀さんナビゲートのもと、僧侶の松本松本紹圭さんからは仏教における死生観を学び、死や新しい家族・コミュニティー像について実業を通じて日々向かい合われている「ほっちのロッヂ」藤岡聡子さんと共に、未来の死生観や地域や家族のコミュニティー像を模索する。

松本紹圭(僧侶)
藤岡聡子(ほっちのロッヂ共同代表)
ファシリテーター:小池友紀(at FOREST 株式会社 代表取締役/CEO)

◆トークセッション「農と循環」
テーマ:農の民主化と山間地ダーチャ化計画
世界中で戦争や紛争が増加する中、日本の食料自給率の低さ、そして有事における自らの食料の確保について考える機会も増えてきた。今年の都市と循環では、自ら農家として生計をたてつつも、「ノウカノタネ」というポッドキャストやyoutubeを通じてさまざまな角度から農業事情を発信するつる(鶴)ちゃんとコッティを迎え、農地がどのように今後活用されていくべきなのかを掘り下げて考える。

つるちゃん(ノウカノタネ)
コッティ(ノウカノタネ)
ファシリテーター:小泉寛明(神戸R不動産/EAT LOCAL KOBE)

◆トークセッション「循環の現状from台湾」
テーマ:台湾における循環型社会の現状
台湾で循環型社会の実現に向けて活動する3名のゲストによるプレゼンテーション。
台湾を拠点とする「春池ガラス」呉庭安さん。国内の廃棄ガラスの70%を回収し、さらにクリエイターたちとのコラボレーションによって新たなプロダクトの設計・製造までを手がける。ペイインさんは台北を拠点とするまちづくり会社のチーフディレクター。台北市内の空きスペースを緑に変える「OPEN GREEN」を長らく実施。ジャスティン・ユーさんはSDGsを標榜するデザインオフィス「plan b」を立ち上げた後、循環型のライフスタイルを実現するサービスアパートメント「Alife」を展開している。

呉 庭安(春池ガラス 取締役/CTO)
シー・ペイ イン(Collaborative O. Planning Consultancy 副代表、西尾半島物産店 創業者)
ジャスティン・ユー(Plan b Inc.創業者・シニアパートナー/Alife Holding Co., Ltd.創業者兼CEO
ファシリテーター:伊東 勝(株式会社SHIBAURA HOUSE 代表取締役)

◆トークセッション「京都と循環」

テーマ:活発化する京都のサーキュラーエコノミー

1万人が集う資源循環の祭典「循環フェス」に、ゼロウェイストの取り組みが注目される「京都音楽博覧会」。生八ッ橋の耳、甘納豆製造時のシロップ等の副産物を活用した焼き菓子の開発・販売。街中のカフェで回収されたコーヒーかすを堆肥化し、生産者へ届けるプロジェクトなどなど、近年様々な事業者が交じり、活発化している京都のサーキュラーエコノミー。本セッションでは京都信用金庫・理事長の榊󠄀田隆之さん、「循環フェス」や古着回収プログラム「RELEASE⇄CATCH」の発起人である岩崎仁志さん、ゼロウェイストスーパーマーケット「斗々屋 」代表の梅田温子さんを迎え、京都でサーキュラーエコノミーが進められる背景やお金の流れ等について深掘りする。

榊󠄀田隆之(コミュニティ・バンク京信 理事長)
岩崎仁志(株式会社ヒューマンフォーラム 取締役)
梅田温子(斗々屋 代表取締役社長)
ファシリテーター:安居昭博(『サーキュラーエコノミー実践』著者)

◆トークセッション「海外事例」

テーマ:オランダとサーキュラー
右肩上がりの成長が当たり前とされているが、「縮小こそが成長」という方向に向けていくのはどうかという提案をしているアーティスト、アルネ・ヘンドリックスの話をオランダとオンラインでつなぎ聞きます。人類は体が大きくなることを希望し、社会活動も含めて、大きくなってきた。人の体が小さくなるという方向に願望を向かわせるとどうだろう、環境破壊に不安が募る未来に対しても希望が持てるような解決になるのではないか?

アルネ・ヘンドリックス(アーティスト)
ファシリテーター:小泉寛明(神戸R不動産/EAT LOCAL KOBE)

◆トークセッション「流域と循環」
テーマ:流域思考から考える循環と川下(都市)のあり方

一般的な行政区的な区分けではなく、“流域”という単位で地域の循環を考える手法が注目を浴び始めている。流域についてのアートフェスティバルを台南で主催するゴン・ジョウジュンさん、クリエイティブの世界で流域と向き合っている太刀川英輔さん、林業・製材・工事・流通と流域に関わる実業を一気貫通で行っている足立龍男さんとの議論を通じて、流域という概念を世の中に浸透させつつ、人口の大半が居住する川下(都市)は川上に対して何ができるか考える。

ゴン・ジョウジュン(キュレーター、台南芸術大学教授)

太刀川英輔(NOSIGNER 代表)

足立龍男(株式会社フォレスト・ドア 代表取締役)

ファシリテーター:山﨑正夫(SHARE WOODS)

◆トークセッション「工芸と循環」

テーマ:工芸における自然循環性とものづくりの再俯瞰
桑の植樹や蚕を育てるところからシルクの服作りに取り組むファッションデザイナー、小森優美さん。激減した漆の国内生産量という現実を前に森づくりから始めている漆職人の堤卓也さん。日本の伝統工芸の海外での評価をつくる一方で、里山づくり活動に励む小林新也さん。国産であること、工芸の中にある自然循環性などを話しながら、ものづくりの全体像の再俯瞰を試みる。

堤 卓也(株式会社堤淺吉漆店専務/一般社団法人パースペクティブ共同代表)

小森優美(ファッションデザイナー/株式会社森を織る 代表取締役)

小林新也(合同会社シーラカンス食堂/MUJUN/合同会社里山インストール)
ファシリテーター:安田洋平(real local 編集統括/株式会社アンテナ)

◆キーノートスピーカー:中間真一(株式会社ヒューマンルネッサンス研究所 エグゼクティブ・フェロー)

テーマ:SINIC理論とサーキュラーエコノミー

◆トークセッション「災害と循環」

テーマ:災間という時のなかで都市・村落を持続するために
今年元旦に発生した能登半島地震、さらに9月末に同地域を襲った能登豪雨。もはや「災間」ともいえる時間の中で生きている。様々な潜在的な地域課題が顕在化する災害に備え、私たち自身が認識のアップデートを迫られている。二拠点居住など都市と地方をかき混ぜる活動を展開する高橋博之さん。行政と民間の間で建築の専門家として行動する小野田泰明さん。能登半島地震の創造的復興に関わるお二人と、持続可能な地域再生や私たちの認識の更新について考える。

高橋博之(株式会社雨風太陽 代表取締役)
小野田泰明(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻教授/同 災害科学国際研究所教授)
ファシリテーター:小津誠一(金沢R不動産/株式会社ENN代表)

◆トークセッション「公共と循環」

テーマ:これからの公共のかたち
タイパ・コスパ重視の効率主義的なまちづくりではなく、そこにある文化や歴史・産業を丁寧に掬い上げながら時間をかけてまちを耕す、そんな都市のあり方が国内のみならず、世界中で注目を集めている。そういった動きを進めるには市民の運動だけでも、行政のトップダウンの政策だけでも成立しない。ゲストとともに「これからの公共」のかたちを探ってみたい。

リーチン・クォ(Co-create Planning and Design Consultancy 創設者)
大木貴之(フォーハーツカフェ/やまなしワインツーリズム)
中川健太(岡崎市QURUWA担当)
ファシリテーター:飯石 藍(公共R不動産メディア事業部マネージャー/株式会社nest取締役)

◆ダイジェストセッション

原田マハ(小説家/キュレーター)
馬場正尊(東京R不動産/株式会社OpenA)
小池友紀(at FOREST 株式会社 代表取締役/CEO)
安居昭博(『サーキュラーエコノミー実践』著者)
安田洋平(real local 編集統括/株式会社アンテナ)
小津誠一(金沢R不動産/株式会社ENN代表)
山﨑正夫(SHARE WOODS)
飯石 藍(公共R不動産メディア事業部マネージャー/株式会社nest取締役)
ファシリテーター:小泉寛明(神戸R不動産/EAT LOCAL KOBE)/満崎千鶴(鹿児島R不動産)

◆キーノートスピーカー:オードリー・タン(元台湾デジタル担当大臣)

テーマ:多様性とはなにか
元台湾デジタル担当大臣のオードリー・タンさんとオンラインで結んで対話する。AI・デジタル化が進む社会において民主主義をどう機能させていくべきか。家族システムの変容や社会のダイバーシティー化を街はどう受け入れていくべきなのか。働き方はどのように変容し、都市はどう変化していくべきなのか、など。台湾におけるサーキュラー戦略の実情についてもお聞きする。
※現地と会場をオンラインでつなぎ、リアルタイムでオードリー・タンさんと対話します。会場限定の配信です。

◆展示
全国でユニークな活動を展開する事業者やチームが軒を連ね、活動やビジネスの種、研究成果などを持ち寄る展示ブースを開設。

◆パフォーマンス
11/28:藤田正嘉(ヴィブラフォン、マリンバ奏者/作曲家)
11/29:山本啓(バイオリニスト/サウンドアーティスト/NABOWA)/Kai(落語)
11/30:大沢伸一(音楽家、作曲家、DJ、プロデューサー)

◆フード
飲食事業者によるフードコーナーに加えて「食と循環」スペシャルランチセッションを開催。

(順不同・敬称略 10月15日現在)
オードリー・タン(元台湾デジタル担当大臣)/中間真一(株式会社ヒューマンルネッサンス研究所 エグゼクティブ・フェロー)/原田マハ(小説家、キュレーター)/能作文徳(能作文徳建築設計事務所)/宮田生美(株式会社ゴバイミドリ代表取締役)/山﨑篤史(竹中工務店大阪本店設計部)/馬場正尊(東京R不動産/株式会社OpenA)/松本紹圭(僧侶)/藤岡聡子(ほっちのロッヂ共同代表)/小池友紀(at FOREST 株式会社 代表取締役/CEO)/つるちゃん、コッティ(ノウカノタネ)、小泉寛明(EAT LOCAL KOBE 代表)/呉 庭安(春池ガラス 取締役/CTO)/シー・ペイ イン(Collaborative O. Planning Consultancy 副代表、西尾半島物産店 創業者)/ジャスティン・ユー(Plan b Inc.創業者・シニアパートナー、Alife Holding Co., Ltd.創業者兼CEO)/伊東 勝(株式会社SHIBAURA HOUSE 代表取締役)/榊󠄀田隆之(コミュニティ・バンク京信 理事長)/岩崎仁志(株式会社ヒューマンフォーラム 取締役)/梅田温子(株式会社斗々屋 代表取締役社長)/安居昭博(『サーキュラーエコノミー実践』著者)/アルネ・ヘンドリックス(アーティスト)/ゴン・ジョウジュン(キュレーター、台南芸術大学教授)/太刀川英輔(NOSIGNER 代表)/足立龍男(株式会社フォレスト・ドア代表取締役)/山崎正夫(SHARE WOODS)/小森優美(ファッションデザイナー/株式会社森を織る 代表取締役)/小林新也(合同会社シーラカンス食堂、MUJUN、合同会社里山インストール)/高橋博之(株式会社雨風太陽 代表取締役)/小野田泰明(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻教授/同 災害科学国際研究所教授)/小津誠一(金沢R不動産/株式会社ENN代表)/リーチン・クォ(Co-create Planning and Design Consultancy 創設者)/大木貴之(LOCALSTANDARD株式会社)/中川健太(岡崎市まちづくり推進課QURUWA戦略係 係長/㈱南康生家守舎サポーター/QURUWA7町・広域連合会次世代の会メンバー)/飯石 藍(公共R不動産メディア事業部マネージャー/株式会社nest取締役)/西村周治(西村組/合同会社 廃屋)/蒔田智則(デンマーク在住 環境設備エンジニア)/藤井健之(松ノ前停留所所長/ガスアズインターフェイス[GASBON metabolism]取締役/円相フードサービス[ERICKSOUTH]取締役)/Veig(片野晃輔・西尾耀輔)/楠本貞愛(「きたやま南山」会長/「さとのやま保育園」代表/「自学自炊コミュニティnalba」代表)/Toshi(NEORT代表、クリプトヴィレッジ共同代表、paramita Co-founder)/三谷 武(MITTAN代表)/大高健志(「MOTION GALLERY」代表)/藤田正嘉(ヴィブラフォン、マリンバ奏者、作曲家)/山本啓(バイオリニスト、サウンドアーティスト/NABOWA)/Kai(落語)/大沢伸一(音楽家、作曲家、DJ、プロデューサー)/相良育弥(株式会社くさかんむり 代表取締役、茅葺き職人)/三原聡一郎(アーティスト)
※各参画者のより詳細なプロフィールは都市と循環オフィシャルサイトでご覧いただけます。

Casa Dourada

セクションタイトル

築古マンションの住戸をフルリノベーション。収納や水回りを納めた金色の箱で72平米のワンルームを緩やかに仕切っている。当たる光によって表情が変化する金色の壁面はポルトガルの金泥細工(Dourada)に着想をへて、メタリック塗料を構造用合板の木目が透けて見えるように調合し、塗装した。

目黒のテラスハウス

セクションタイトル

1÷2>1/2   1軒家を2分割してコンバージョン
オーナーの住み替えに伴い空家になる築60年程の木造家屋をテラスハウスにコンバージョンしたプロジェクト。賃貸として活用する前提で考えた場合、立地条件から130m2の一軒を丸ごと貸すとなるとかなりの高額物件となってしまう。そうなると借り手がなかなか見つからない。そこで、家を2分割してテラスハウス化することで借りてもらいやすいサイズの住宅にする方法をとった。居住者として想定されるのはディンクスや子一人世帯、SOHO利用やアトリエ的利用の人たちである。この方法がうまくいけば健全な賃貸経営が成立し、初期投資も修繕費用も賄えると考えた。

どのように分けるのか
住戸内を上下階に分ける方法が一番容易に考えられたが、庭への連続性と上下階の音の問題を考慮して、縦に分けることにした。庭も木をよけながら、同様に2分割した。既存の離れ小屋も改修し、片方のユニットから使えるようにした。庭は、塀によって隣人の姿は見えないが声や気配は感じる程よい距離感で、居住者が気兼ねなく庭を使えるようにした。

貴重な緑や古さを価値として継承する
戦後から現在に至るまで地域の風景を構成してきた一軒家。緑が茂る大きな庭は地域でも貴重な存在となっている。通常であれば更地に戻し土地を小割りにして分譲となるところだが、この計画では貴重な緑や建物が重ねてきた時間の価値を継承し賃貸として活用する方法を模索した。

時をかける家

セクションタイトル

大正時代の住宅を賃貸向けに改修。古色を帯びた素材や広い庭の魅力を生かして再生している。世田谷区が住宅地として開発された当時の住宅が残った。

ビジネスインのむら

セクションタイトル

家族経営のビジネスホテルを代替わりを機にシェアオフィスを含むオフィスビルに改修したプロジェクト。
立地と運営体制、建物状況から事業としての最適な使い方を提案した。

計画の中でオーナーから手渡された本から個室が三畳一間の既存のプランニングはこの街の歴史と深い関係があることがわかった。
そこで、ホテルだった時の痕跡を残すことで、この建物と界隈のストーリーを物語る空間とした。
オフィスとしてスタートしてみると新たな活動を展開する入居者たちが、この街のストーリーの語りべとなり街の歴史の続きが紡がれることになった。

HOUSE VISION 2013 「編集の家」

セクションタイトル

東京・青海で3週間開催された”HOUSE VISON EXHIBITION”にて、展示パビリオンの1つを蔦屋書店(CCC)とともに出展。これからの”家”のあり方、つくり方のビジョンを提示するこの展覧会において、7組のアーティスト・建築家が様々なテーマに取り組むなか、我々が発信したテーマは「編集の家」。リノベーションを前提に、自分の空間を自分で自由に発想し編集しよう、というメッセージをインスタレーション空間と、toolboxのショールーム空間で表現した。

見晴らしの家

セクションタイトル

坂の上から街を見晴らす。そんな気持ちのよい空間体験を各住戸に備えた賃貸集合住宅。
住戸の向きは不動産や建築のセオリーに反して全て北向きとし、北側の大きな桜の並ぶ公園とその先のスカイツリーを見渡せるようにした。奥行きのある各住戸は玄関からベランダに向かうに連れて、床を一段下げ、天井を高くしている。空間が上下に広がり、奥まった場所からも眺望を楽しめるようになっている。日常の暮らしの中に見晴らしを作る。気持ちよく長く住みたくなる家。
想定された入居者層に沿って全体の住戸割りから空間テイストまで計画した。また一棟で売却される賃貸物件であったため、入居者だけでなくオーナーへの訴求もデザインに織り込んだ。管理のしやすさと入居者の愛着醸成をバランスするよう素材をセレクトし、金融商品としての価値を保ち続ける建築を目指した。竣工から約1.5ヶ月の間に満室稼働となり、新たなオーナーへの売却を達成した。

下北沢ケージ

セクションタイトル

高架下の暫定活用として3年間限定で展開したプロジェクト。「民営による新たな公共的空間」としてのイベント広場と併設飲食店を提案。自社で運営マネジメントまで行った(東京ピストル社と共同)。

”柔らかく囲われた”空間をつくることで、空き地は「何かを仕掛ける場所」になる。音楽ライブや演劇など、街の地下や裏に展開する文化を「見える化」する場となることも意図した。

3年の間に、ナイトマーケット、ミニライブ、企業PR、街のお祭り会場、ファッションショー、サウナ、ドローン場など様々なシーンが展開した。日常は飲食のテラス席とパブリックに開かれた広場が共存した。
併設のアジア屋台料理店(ロンヴァクアン)も直営で運営した。

Live at Shimokitazawa Cage – Kenji Ozawa & Kazunobu Mineta

Good vibes neighbors at Shimokitazawa cage